タクシーの深夜料金にまつわる仕組みを一挙公開！よく寄せられる質問も解説

2023.08.29

「タクシーの深夜料金はどれくらいかかるの？」
「なんで夜遅く乗ると費用が増すのか教えてほしい！」
そう悩んでいる方も多いでしょう。

そこで今回はタクシーの深夜料金にまつわる仕組みと、料金が発生する理由を中心に解説します。
タクシーによく乗る方はぜひ本記事を参考にしてください。

タクシーの深夜料金にまつわる仕組みを一挙公開！よく寄せられる質問も解説

タクシーの深夜料金にまつわる仕組み

まずはタクシーの深夜料金にまつわる仕組みを解説します。
料金の詳細や適用される時間を知れば、あらためて日々の行動が見直されるはずです。

料金の詳細

深夜料金は通常の時間帯よりも2割増しで設定されています。
タクシー料金は一般的に距離・時間から成り立っており、深夜に乗るとその両方の運賃が2割増しになるのです。
尚、単純に料金が2割増しになるのではなく、距離であれば通常の2割短い地点から加算されていきます。

また深夜に料金が加算されるのは、企業側が労働基準法に従うためです。
タクシー運転手に限らず22時以降に働く場合、会社は従業員へ支払う給与を通常の25%アップしなければいけません。
その影響から深夜料金が発生するのです。

料金シミュレーション

それでは実際に料金シミュレーションを見ていきましょう。
タクシーで日中・深夜4km移動した場合をそれぞれ解説します。
尚、今回の例では一般的な以下の料金で設定しています。

初乗り料金
日中：1.2kmで420円
深夜：960mで420円

加算運賃
日中：276mごとに80円
深夜：220mごとに80円

※今回は時間計算を抜いているため実際よりも安く設定されていますが、おおよその差は把握できると考えています。

日中に乗車した場合
初乗りが1.2kmであるため、加算距離は2.8km。
2,800m÷276m＝10（小数点切り捨て）
420円（初乗り料金）＋（80円（加算料金）×10回）＝1,220円

深夜に乗車した場合
初乗りが960mであるため、加算距離は3,040m。
3,040m÷220m＝13（小数点切り捨て）
420円（初乗り料金）＋（80円（加算料金）×13回）＝1,460円

結果、深夜に4kmタクシーで移動すると、日中に乗るよりも240円（1,460円-1,220円）高い
計算になります。

タクシーの深夜料金に関するよくある質問

それでは最後にタクシーの深夜料金に関するよくある質問を解説します。
深夜料金の知識を深め、よりお得に乗車していきましょう。

深夜料金がかからないタクシー会社はあるか

深夜料金がかからないタクシー会社は存在します。
それはアシストタクシーとエコタクシーです。

最初に紹介するアシストタクシーは東京23区を中心に運営する配車サービスです。
22時から翌5時までの深夜料金は設定されておらず、評判を呼んでいるのも事実。
多くの企業や官庁とつながりが深い背景からも、深夜料金「0」が実現していると言われています。

エコタクシーは「日本No.1の低価格」をコンセプトに掲げる配車サービスです。
ワンボックスタイプのタクシーも保有しており、夜遅くに開かれる会合にも対応できます。
1台に多くの人が乗れればお得になるため、人数が多い場合はエコタクシーを利用してみましょう。

深夜以外に加算される料金はあるか

深夜以外に加算される料金として迎車・予約・冬季割増料金などがあります。
迎車料金とはタクシーを呼ぶ際にかかる料金です。
200～400円が相場であり、中には無料で迎車できるケースも。
タクシーを呼ぶ際はホームページで確認してみると良いでしょう。

予約料金は時間指定で迎車した際に加算される料金です。
こちらも200～400円が相場であり、前述した迎車料金とプラスされて請求されます。
合計プラス料金400～800円と考えれば、無料で手配できる会社を探すのも手です。

最後は冬季割増料金です。
冬季割増料金は主に北海道・東北・北陸地方などで発生します。
雪が頻繁に降る地域は路面凍結を伴うため、運転手の賃金は通常より上がるのも事実。
そのため必然的に利用料金は上がります。

どうやって深夜にタクシーを手配できるのか

終電間際や夜遅い時間帯の悪天候が重なると、深夜にタクシーをなかなか手配できません。
その場合は配車アプリを利用するのもおすすめです。
配車アプリは現在地が分からなくても、気軽にスマホ1つでタクシーを呼べるアプリ。
空いているタクシー会社が一目で分かるため、緊急時にも手配しやすいです。
「GO」「Uber Taxi」「DiDi Taxi」など、自分に合ったアプリを登録しておきましょう。